リフォームで違法建築に!? 建築確認を怠るとこうなる|岡崎・西三河のリフォームトラブルと対策
「理想の住まいにリフォームしたはずが、行政からの是正通知が届いた…」そんな恐ろしい不動産トラブルが、岡崎市や西三河エリアの中古戸建購入後に起きています。今回は、建築確認申請を怠ったことによって違法建築と判断されたリフォーム事例をもとに、リスクと対策を解説します。
▼ムツミンが1分動画で分かりやすく解説▼
中古戸建を購入して、理想のリフォーム計画!だったはずが…
これは実際に岡崎市で起きたリフォームトラブルの一例。リフォーム業者の説明を信じて、建築確認申請をせずにリノベーションを進めた結果、行政から「違法建築」と指摘されるという深刻な事態となりました。
建築確認申請とは?
「すべてのリフォームに建築確認が必要なわけではありませんが、一定の規模や内容を超えると、申請が法的に義務となります」
- 建築確認申請とは:建築物の新築・増築・改築・移転等に対し、法令に適合しているかを事前に確認・審査する手続き。
- 令和7年4月の法改正:小規模でも、構造や用途に影響する工事には申請が必要になるケースが増加。
今回のケースでは、建物の一部を増築する内容を含んでいたにもかかわらず、建築確認申請を怠っていたことが発覚しました。
どうしてこんなトラブルが起こるのか?
- 業者が「確認申請は不要」と誤認していた
- 建築基準法の改正に対応しきれていなかった
- 過去の建築確認資料が保管されておらず、現状を正確に把握できなかった
特に中古物件では、設計図書・建築確認済証・検査済証などが紛失していることが多く、過去の工事履歴が把握できないケースも。こうした背景が、リフォームにおける違法建築リスクを高めています。
違法建築と判断されるとどうなる?
是正措置とは、行政の指示により違法な状態を解消することを意味します。以下のようなリスクが発生します。
- 増築部分の撤去命令 → 数十万円以上の解体・修繕費用が発生
- 住宅ローン控除が受けられなくなる
- 将来的な売却が困難に
こうしたリスクは、契約不適合責任の対象外となる可能性があります。だからこそ、事前確認が重要です。
トラブルを防ぐためにできること
- 行政へリフォーム内容の事前相談を行う
- 既存建物の設計図書や確認済証を取得・保管
- 工事担当業者に確認申請の必要性について明確に説明させる
- 不安な場合は信頼できる不動産仲介業者に同席を依頼
これらの対策を講じておけば、万が一のトラブルも未然に防ぐことができます。
ムツミンからのひとこと
不安なときは「不動産仲介のムツミ」へ
リフォームや増築に関する手続きは、専門知識が必要で複雑です。岡崎・西三河エリアの中古物件に詳しい「不動産仲介のムツミ」では、リフォームに伴う行政手続きや必要書類の確認サポートも実施中。
これからリフォームを検討中の方、すでに契約後で不安がある方も、お気軽にご相談ください。
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