【違法建築】リフォームで違法建築に!? 建築確認を怠るとこうなる|#12 実際にあった不動産の怖い話








リフォームで違法建築に!? 建築確認を怠るとこうなる|岡崎・西三河のリフォームトラブルと対策


リフォームで違法建築に!? 建築確認を怠るとこうなる|岡崎・西三河のリフォームトラブルと対策

違法建築のリスクと対策

「理想の住まいにリフォームしたはずが、行政からの是正通知が届いた…」そんな恐ろしい不動産トラブルが、岡崎市や西三河エリアの中古戸建購入後に起きています。今回は、建築確認申請を怠ったことによって違法建築と判断されたリフォーム事例をもとに、リスクと対策を解説します。

▼ムツミンが1分動画で分かりやすく解説▼

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中古戸建を購入して、理想のリフォーム計画!だったはずが…

購入者:「築30年の中古物件だけど、ここをフルリフォームして理想の家にするぞ!」
購入者:「業者さんも『問題なし』って言ってたし、予算内でばっちり進んでるよ」
行政:「このリフォーム、一部が無許可の増築に該当します。是正措置が必要です」
購入者:「えっ!? 建築確認って不要じゃなかったの? 業者を信じてたのに…」

これは実際に岡崎市で起きたリフォームトラブルの一例。リフォーム業者の説明を信じて、建築確認申請をせずにリノベーションを進めた結果、行政から「違法建築」と指摘されるという深刻な事態となりました。

建築確認申請とは?

「すべてのリフォームに建築確認が必要なわけではありませんが、一定の規模や内容を超えると、申請が法的に義務となります」

  • 建築確認申請とは:建築物の新築・増築・改築・移転等に対し、法令に適合しているかを事前に確認・審査する手続き。
  • 令和7年4月の法改正:小規模でも、構造や用途に影響する工事には申請が必要になるケースが増加。

今回のケースでは、建物の一部を増築する内容を含んでいたにもかかわらず、建築確認申請を怠っていたことが発覚しました。

どうしてこんなトラブルが起こるのか?

  • 業者が「確認申請は不要」と誤認していた
  • 建築基準法の改正に対応しきれていなかった
  • 過去の建築確認資料が保管されておらず、現状を正確に把握できなかった

特に中古物件では、設計図書・建築確認済証・検査済証などが紛失していることが多く、過去の工事履歴が把握できないケースも。こうした背景が、リフォームにおける違法建築リスクを高めています。

違法建築と判断されるとどうなる?

是正措置とは、行政の指示により違法な状態を解消することを意味します。以下のようなリスクが発生します。

  • 増築部分の撤去命令 → 数十万円以上の解体・修繕費用が発生
  • 住宅ローン控除が受けられなくなる
  • 将来的な売却が困難に

こうしたリスクは、契約不適合責任の対象外となる可能性があります。だからこそ、事前確認が重要です。

トラブルを防ぐためにできること

  • 行政へリフォーム内容の事前相談を行う
  • 既存建物の設計図書や確認済証を取得・保管
  • 工事担当業者に確認申請の必要性について明確に説明させる
  • 不安な場合は信頼できる不動産仲介業者に同席を依頼

これらの対策を講じておけば、万が一のトラブルも未然に防ぐことができます。

ムツミンからのひとこと

ムツミン:「『業者に任せておけば大丈夫』は危険!特に中古戸建のリフォームは要注意だよ!」
ムツミン:「建築確認が必要かどうか、行政やプロにしっかり相談してね!」

不安なときは「不動産仲介のムツミ」へ

リフォームや増築に関する手続きは、専門知識が必要で複雑です。岡崎・西三河エリアの中古物件に詳しい「不動産仲介のムツミ」では、リフォームに伴う行政手続きや必要書類の確認サポートも実施中。

これからリフォームを検討中の方、すでに契約後で不安がある方も、お気軽にご相談ください。

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