【不動産瑕疵】夜になると壁から聞こえる“カリカリ音”…まさかの原因|#19 不動産の怖い話








ムツミンの本当にあった不動産取引の怖い話|壁から聞こえるカリカリ音の正体


【本当にあった不動産取引の怖い話】壁から聞こえる“カリカリ音”…その正体とは?

不動産購入は一生に一度の大きな決断。しかし中古物件の購入には、思わぬリスクが潜んでいます。今回は岡崎・西三河エリアで実際に起きたねずみ被害によるトラブルを題材に、不動産瑕疵や契約不適合責任の観点から解説していきます。

▼ムツミンが1分動画で分かりやすく解説▼

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妻「この家、昼間は本当に静かで過ごしやすい。買ってよかったね!」
夫「うん、築年数のわりに中もキレイだし、リノベ物件はやっぱり違うな」
ところが夜になると…
妻「ちょっと待って。壁から…変な音が聞こえない?」
夫「ん?……カリカリ?ゴソゴソ?……まさかネズミ?!」
気になって専門業者に依頼すると、壁の断熱材の奥に小さな通路と巣のような空間が。
中にはかじられた配線、糞の跡、複数の出入口が確認されました。リフォーム済のはずの家は、実は以前からねずみ被害を受けており、根本的な対処はされていなかったのです。

なぜこんなことが起こるのか?

中古住宅で見落とされがちなのが害獣・害虫被害の履歴です。とくにリフォーム済物件では、見た目がきれいに整えられているため、購入者が安心してしまいがち。しかし、壁や床下の“裏側”に潜む問題は、外から確認するのが非常に難しいのです。

よくある原因

  • リフォーム再販業者が見た目だけ整え、害獣駆除までは行っていなかった
  • 前の住人が被害を把握していたが、売却時に告知しなかった
  • 仲介業者が害獣・害虫被害を確認せず、そのまま販売していた

こうしたケースでは購入者が一方的にリスクを負わされることになり、後に契約不適合責任をめぐるトラブルへ発展することもあります。

事故物件と同じくらい注意すべき「不動産瑕疵」

「事故物件」という言葉は広く知られていますが、実際には心理的瑕疵だけでなく、今回のような物理的瑕疵(ねずみ被害やシロアリ被害)も深刻です。
これらは購入時に十分な説明がなされていない場合、契約不適合責任の対象となる可能性があります。

特に岡崎市や西三河エリアの中古物件は、古い住宅地に位置するものも多く、過去の害獣・害虫被害が残っているケースが少なくありません。

トラブルを防ぐためにできること

こうした問題に巻き込まれないために、購入者ができる対策は次の通りです。

  • 契約前に害獣・害虫被害歴の有無を売主・仲介業者に必ず確認
  • 必要に応じて売主の了承を得て、シロアリ調査や床下点検を実施
  • 契約書に「告知義務」や「不動産瑕疵」に関する条項が含まれているか確認
  • 購入後に異変を感じたら、すぐに調査を依頼し、状況により契約不適合責任を追及

まとめ:中古物件購入は“見えない部分”に要注意

中古戸建や中古マンションは価格面や立地で魅力的ですが、リフォーム済だからといって安心できるわけではありません。
ねずみ被害・シロアリ被害・水漏れなどの不動産瑕疵は、外からは判断できず、購入後に発覚することが多いのです。

不動産仲介のムツミでは、表面だけでなく建物の“内側”までしっかり確認し、安心して暮らせる中古物件のご案内を心がけています。
岡崎市や西三河エリアで中古住宅の購入を検討している方、相続不動産の売却で不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

🏡 岡崎市・西三河エリアでの不動産購入・売却は、不動産仲介のムツミへ。

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