【事故物件】家の中に雨漏りが!天井裏から出てきたものとは?|#17 不動産の怖い話








家の中に雨漏りが!→天井裏から出てきたものとは?|中古物件購入で注意すべき落とし穴


家の中に雨漏りが!→天井裏から出てきたものとは?|中古物件購入で注意すべき落とし穴

中古戸建や中古マンションは、新築に比べて価格が手ごろで、岡崎市や西三河エリアでも人気です。特に近年は「リフォーム済み物件」が増え、見た目はまるで新築のように美しい住宅も少なくありません。しかし、その見た目に安心してしまうと、思わぬ落とし穴にはまることも…。今回は、購入直後に雨漏りが発覚した中古物件の怖い事例をご紹介します。

▼ムツミンが1分動画で分かりやすく解説▼

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快適だったはずの新生活に忍び寄る影

妻:「今日の雨、すごいね。でも全然音もしないし快適だね!」
夫:「うん、やっぱりリフォームしたから安心だな。駅にも近いし、やっと理想の中古物件に出会えたよ」

購入したのは、築20年の中古戸建。内装はフルリフォーム済みで、白い壁と新品のキッチンがまぶしいほどでした。初めて迎える大雨の日も、静かで心地よく、夫婦は満足感に浸っていました。

しかし数日後、再び雨が降った夜――

妻:「ねえ…天井、なんかポタポタいってない?」
夫:「……ほんとだ。水滴?まさか雨漏り…?」

慌てて工務店に連絡し、翌日、天井裏を開けて調査すると――

工務店:「…これはちょっと、普通じゃないですね」

天井裏には、雑に詰め込まれたビニール袋の束、濡れた断熱材、古新聞がぐしゃぐしゃの状態で残っていました。周囲の天井材は黒ずみ、以前に雨漏りが発生していた痕跡がくっきり…。つまり、根本的な修繕はせず、ビニールで押さえ込むだけの“隠蔽的応急処置”がされていたのです。

なぜこんなことが起きるのか?

中古物件で意外と多いのが、過去の雨漏りや水漏れの履歴隠しです。売主が不利になる情報を隠したり、修繕費をかけずに売却したりするケースがあります。

  • 修繕費用をかけたくない売主が、応急処置だけで売却した
  • 建物構造的に雨漏りの原因を完全には解消できなかった
  • 売主が過去の雨漏りを知っていながら告知しなかった

日本の民法では、売主には契約不適合責任があります。特に中古物件の売買では、購入判断に影響する事実を告知する義務があります。これを怠ると、買主は損害賠償や契約解除を求めることができます。

岡崎市や西三河の中古物件市場では、リフォーム済みで見た目は新築同様でも、構造部分に問題が潜んでいる例が珍しくありません。購入前には「見た目の安心感」に惑わされないことが大切です。

雨漏りトラブルを防ぐためのチェックリスト

  • 仲介業者に過去の雨漏りや修繕履歴を必ず確認する
  • 契約書の告知事項契約不適合責任の期間を確認する
  • 売主に了承を得て建物状況調査(インスペクション)を依頼する
  • 購入前に周辺住民から過去のトラブル情報をヒアリングするのも有効

なお、インスペクションでも100%の不具合を見抜けるわけではありません。外観と内部の両面から慎重に確認することが求められます。

中古物件の購入はプロの伴走が安心

不動産仲介のムツミでは、岡崎市・西三河エリアの中古戸建・中古マンション取引を多数サポート。リフォームの見た目だけでなく、建物の安全性や履歴確認まで徹底します。

ムツミン:「中古物件でも“見た目のきれいさ”だけに安心しないでね!」
ムツミン:「契約前のチェックと専門家の目が、ローントラブルや将来の売却リスクも防ぐんだよ」

中古物件や戸建て売却、中古マンション購入を検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。

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