売却直前に発覚!共有者の“持ち分放棄”はウソだった!?|岡崎・西三河の不動産相続・共有名義トラブル
▼ムツミンが1分動画で分かりやすく解説▼
不動産の相続で意外と多いのが「共有名義トラブル」。特に兄弟姉妹間での口約束による“持ち分放棄”は、法的に無効となることもあり、大きな混乱を招く原因になります。今回は岡崎市の実例をもとに、売却直前に発覚した「共有者の同意トラブル」をご紹介します。
兄が“放棄する”って言ってたのに…
岡崎市内の戸建て売却を進めていたこのご家族。相続で兄弟3人が共有名義となっていたものの、長男が「自分は放棄するから好きに売っていい」と話していたため、売却の手続きを進めていました。
しかし、実際には正式な放棄手続きはされておらず、登記上の名義もそのまま。最終段階で同意書類の提出が得られず、不動産売却が一時ストップする事態に。
なぜこんなことが起こるのか?
「持ち分放棄」は法的手続きを経て初めて有効。口約束やLINEのやり取りでは登記上の効力が生じません。
- 「持ち分放棄する」という意思表示のみでは無効
- 登記名義が変更されていない限り、売却には本人の実印・印鑑証明が必要
- そもそも相続登記が未了の場合、名義は被相続人のままのケースも
不動産が共有名義になっている場合、売却には共有者全員の同意が必須であり、一人でも手続きに応じなければ契約は進みません。
よくある共有名義トラブルの例
- 遺産分割協議書を作成していなかった
- 一部の相続人が音信不通・連絡が取れない
- 売却額や活用方針に意見が分かれて合意できない
特に中古戸建や相続された土地ではこうした共有名義が多く、司法書士への事前相談が欠かせません。
トラブルを防ぐためのポイント
- 正式な遺産分割協議書を作成し、全員が署名・実印・印鑑証明を準備
- 必ず相続登記を済ませてから売却準備へ進む
- 共有者全員で売却方針を合意し、書面に残す
- 契約前に司法書士へ登記状況を確認してもらう
これらを怠ると、契約成立後にキャンセル・損害賠償といった重大なトラブルへ発展することもあります。
ムツミンからのアドバイス
相続・共有名義の売却も「不動産仲介のムツミ」へ
不動産仲介のムツミでは、岡崎・西三河エリアにおける相続物件・共有名義の売却サポートを数多く対応してきました。難しい案件こそ、豊富な実績が生きる場面です。
トラブルを未然に防ぐためにも、契約前の段階での無料相談をおすすめしています。
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